手放す勇気

2019年春。流行の最先端、花粉症と戦っています。


ピーヒャラピー
懐かしい音が聴こえました。しばらくすると、ド・レ・ミ〜と聴こえて、順調にファ・ソーと続いたと思ったら、また ピ〜    ????
『ラはどうするんだったっけ?』
と、アルト笛を持って娘が笑いながら自室から出てきました。


『なんかこんなじゃなかった??』
と遠い記憶と指の感覚を手繰り寄せ、何とか、ドレミファソラシド〜♬


お片づけあるあるですが、懐かしいモノが出てくると、ついつい見入ってしまったり遊んでしまったり‥‥

娘は3月1日、高校卒業式。自室の整理を始めています。
3年前、息子は、気持ちいいくらいモノを手放して家を出て行きました。これから始まる新しい生活に、過去は必要なく、前だけを向いている姿は潔かった!!唯一これだけは置いておいて、と頼まれたのは、・Nゲージ(鉄道模型)一式(父親の代からのもある)・受験期間の模試結果ファイル。約1年間頑張った証はまだ手放せず、あと全部要らないと言われた思い出モノ数点は、母のモノとなりました。 全て想定内のことで、寂しいの『さ』の字も涙の『な』もなく、私は冷血鬼母か?!と思ったことも。
あれから3年、さぁ娘はどうする?節目節目には、親子で整理をしてきましたが、まだあったかアルト笛(笑)
私は手が小さく、ソプラノ笛からアルト笛になった時やピアノに関してはオクターブが届かない〜と苦労しましたが、娘はさらに小さい手。色白の方が娘。

母娘 手と手

本当に大変だったと思います。
クラスの合唱コンクールのピアノ伴奏、よくやったやった(拍手)
こんなちょっとした音遊びや、何気ない会話。わかっていても改めて気づく、小さな手。また形のない思い出が増えてしまうなぁと、今は嬉しさと寂しさ両方を感じています。
身の丈に合った生活を、身軽にスタートして欲しい。新しいこと、どんどん吸収して大人になって欲しい。絶対に夢を叶えて欲しい。
それでも、早く自立して欲しい想いから、つい出てしまった心ない言葉に、真夜中の猛反省中。母娘だからでしょうか。明日の朝、目が腫れていたら花粉症のせい。こういう時はちょっとだけ花粉症に感謝。


2分の1成人式の時、『お母さんと同じ整理収納アドバイザーになります』と言った娘。うん。言ったはず、たしか‥‥笑本当の夢は違ったけれど、びっくりしたし、嬉しかったものです。
あなたの夢に必要なモノは?あなたのこれからの暮らしに必要なモノは?
娘の整理力、期待します!!

母は応援するのみ!

^